DETAIL
【実車について】
ラリーフィールドで長く活躍を続けたイタリアのランチアが1986年からグループAレギュレーションの下での開催となるWRC、世界ラリー選手権に対応するため開発したのがランチア デルタHFです。
1979年に発売された2ボックスハッチバックモデルのランチア デルタをベースに4WD化。
その後1988年にはフェンダーを広げ、エンジンもパワーアップしたHFインテグラーレを開発するなど進化を続け、それらをベース車両としたラリー仕様はグループA規定で始まった最初の1987年から1992年までの6年連続マニファクチャラータイトルを獲得するという圧倒的な強さを示したのです。
エンジンは直列4気筒ターボをフロントに横置き。センターデフを介して4輪を駆動していました。
89年にはエンジンは16バルブ化されていっそうパワーアップ。デルタHFインテグラーレ16Vと呼ばれたマシンはデビュー戦となった1989年のサンレモラリーで優勝。
レッドの車体にマルティニストライプを描いたマシンは赤マルティニの愛称で親しまれたのです。
【商品について】
1/12のビッグスケールで傑作ラリーカー、ランチア デルタHFインテグラーレ16Vを再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
仕上がり全長は326mmでハッチバックスタイルのボディを迫力たっぷりにモデル化。
ボンネット、リアハッチ、フロント左右のドアは別パーツで完成後も開閉可能。詳細に再現されたエンジン、インテリアを楽しめます。ボンネットの下には直列4気筒エンジンを補機類まで詳細に再現。
点火コードなどはビニールコードをセットしています。ボンネットを開けたときに見えるぎっしる詰まったエンジンルームはメカニカルな仕上がり。
さらに、コクピットもラリー装備やロールバー、ダッシュボードのディテールも細かく再現しています。
シートベルト素材が使用されるほか、各部のディテールをシャープに演出するエッチングパーツも用意。シャーシの再現も傑作ラリーカーの走りを伝えます。
サスペンションには金属製コイルスプリングが用意されるのはビッグスケールモデルならでは。
マーキングは赤マルティニの愛称で人気の、1989年サンレモラリーで優勝したミキ・ビアシオン/ティツィアーノ・シビエロ組のカーナンバー1と、ディディエ・オリオール/ベルナール・オッチェリ組のカーナンバー5を用意。
カーモデラーにじっくりと取り組んでいただきたいキットです。
【主な特徴】
●1/12スケールでランチア デルタHFインテグラーレ16Vを再現
●仕上がり全長は362mm
●ボンネット、フロント左右ドア、リアハッチは開閉可能
●エンジン、インテリア、サスペンションなども精密にモデル化
●マーキングは1989年のサンレモラリー参加マシンを再現